皆さん献血をしたことはありますか?私は社会人になって年に1回は献血に行こうと思いながらなかなかいけない時もありました。最近はネットでの予約もできるようになり定期的に行っています。献血は最初のハードルが高いと思いますが、ボランティア活動として考えると身近なところですぐにできるものとなるので献血可能な方はぜひご検討ください。
※更新情報は2021年5月2日現在
献血って何かしら。
健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。
誰でもできるのかしら?
年齢、健康状態、過去の輸血有無などで献血できる人は一部絞られますが多くの人は対象となると思います。
献血とは、病気の治療や手術などで輸血や血漿分画製剤を必要としている患者さんのために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。
※輸血とは…赤血球、血小板などの機能が低下したり、量が減少した時に補充する治療法です。
※血漿分画製剤とは、血漿中に含まれる血液凝固因子、免疫グロブリン、アルブミンなどのたん白質を抽出・精製したものです
輸血に使用する血液は、まだ人工的に造ることができず、長期保存することもできません。また、近年、血漿分画製剤のひとつである免疫グロブリン製剤の必要量が急激に増加しています。 このため、輸血等に必要な血液を確保するためには、一時期に偏ることなく、1日あたり約13,000人の方に献血にご協力いただく必要があります。
私は周りに輸血で助かった人がいたため少しでも役に立つのであれば献血を継続していきたいです。
日本国内では、少子高齢化等の影響により、主に輸血を必要とする高齢者層が増加し、若い世代が減少しています。10~30代の献血協力者数はこの10年間で35%(2010年_約275万人→2019年_約180万人の約95万人)も減少しており、少子高齢化が今後ますます進んでいくと、血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代の献血へのご理解とご協力が必要となります。
若い人たちもぜひ献血をしてもらえるとよいかと思います。
血液は、栄養や酸素の運搬、免疫など人間の生命を維持するために不可欠です。現在、血液の機能を完全に代替できる手段はないため、医療において輸血は欠かすことができない治療法となっています。皆さまの献血が輸血医療を支えています。
献血いただいた血液は、献血会場から各地のブロック血液センターに運搬され、精密な検査や血液成分ごとに分離が行われて血液製剤となり、適切な温度下で保管されます。医療機関からの要請に24時間365日対応できる体制を整えており、患者さんが必要とする時に血液が届けられます。
献血バスなどありますが、定期的にお近くの献血ルームにいくのが一番長続きするかなと思います。
輸血用血液製剤の多くは、不慮の事故等に伴うものではなく、がん(悪性新生物)の患者さんの治療に使用されています。また、使用する方の約85%は50歳以上です。
事故よりも癌の手術などに利用されているのが多いのは知りませんでした。
人間の血液の量は、体重の約13分の1と言われています。血液の量の12%を献血していただいても医学的には問題がなく、皆さまにお願いしております献血の量は安全なものですので、ご安心ください。また、献血後の血液の「量」は、水分を摂取することにより短時間で回復します。血液の「成分」が回復する速さは、その成分によって異なります。回復する速さには個人差がありますが、目安として、血漿成分は約2日、血小板成分が約4~5日、赤血球は約2~3週間で回復します。献血していただく方の安全を最大限守るために、血液の成分が完全に回復するまでの期間を考慮し、献血の種類によってそれぞれ、次回献血いただける日までの日数を定めております。
400㎖の場合は12週後から次の献血が可能なので最大年に3回となります。
人体に必要な要素である酸素やホルモンを運ぶ大切な役割を果たしているのが、体内に流れている温かい血液です。血液と抗凝固剤を試験管に入れしばらく放置すると2つの層に分かれます。上層に浮かんでくる液体が血漿で、栄養分を各組織に運んだり、組織呼吸の結果できた炭酸ガスや老廃物を排出したりする働きなどがあります。また下層に沈殿してくるのが血球で、赤血球、白血球、血小板からなり、体内で循環している時は血漿約55%、血球約45%です。この血漿と血球は、どちらも人間の生命を維持するために大切な役割を果たしています。
献血の時に採血があるのでこの検査をしているのかと思います。
私たちの血液は、ABO、Rh、P、MNなどといった分類により多くの血液型に分けられます。なかでもABO、Rhの血液型は、輸血をするうえでの必須項目です。また、血小板の輸血などをさらに効果的に行うため、白血球型(HLA)の検査も重要です。
1900(明治33)年、オーストリアのカール・ラントシュタイナーは、ある人の血清に他の人の赤血球を混合すると、凝集する場合としない場合があることを発見。翌1901(明治34)年、これを分類して血液に型があることを医学誌に発表しました。
1939(昭和14)年にレビーンとステップセンは、ヒトの血球に対する血清中の不規則凝集素を明らかにしました。1940(昭和15)年、ラントシュタイナーとその弟子ウィーナーは、人の赤血球にアカゲザル(Rhesus)と共通の血液型抗原があることを発見。この抗原中に含まれる「D」という抗原の有無によって区別する血液型をアカゲザルの頭文字をとって「Rh因子」と名づけました。
まれな血液型とは、その出現頻度が概ね1%以下の血液型をいいます。輸血を必要としている患者さんがまれな血液型で、しかもその抗体をもっている時は、同型のまれな血液型が必要となりますので、あらかじめ冷凍保存している同型の血液を使用したり、同型の血液をもつ方に献血のお願いをするなどして対応しています。しかし一度に必要量を集めることは大変困難なため、まれな血液型の献血者には、輸血に備えるために登録者になっていただくようお願いしています。
赤血球にABO型があるように、白血球にもHLA型という血液型があります。HLA型はヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen)の略で、その重要性から主要組織適合性抗原ともいわれており、大きく分けてHLA-A、B、C、DR、DQ、DPがあります。血小板減少症を伴う病気など、何度も血小板輸血を受けた患者さんは、HLA抗体が産生されて血小板輸血の効果が得られない場合があります。そのような患者さんにはHLA適合血小板が必要となります。血液センターではこのような場合に備え、事前に献血者に対してHLA型の登録をお願いし、成分献血によるHLA適合血小板の供給に努めています。
対象の多い血液型はそれだけ多くの人が必要となるので献血の量が必要ですし、まれな血液型の場合は必要な時に献血できるように献血の登録をしておくとよいのではないかと思います。
献血の手順は下記HPをご参照ください。
毎回同じ手順です。
健康な方であれば、献血による身体への影響はほとんどありません。しかし、体調を崩していたり健康状態の良くない時に献血をすると、健康を損ねる場合もあります。献血者の健康を守り、また輸血を受けられる方の安全性を高めるために、さまざまな基準を設けています。
そもそも献血ができない人や体調などによりできないこともあります。
私は高校生の時に200㎖をしましたし、数回成分献血をしたことがありますが、現状では毎回400㎖全血をしています。
体重 | 献血量 |
---|---|
40kg~45kg未満 | 300mL(女性のみ) |
45kg~50kg未満 | 300mL~350mL |
50kg~55kg未満 | 400mL |
55kg~60kg未満 | 400mL~450mL |
60kg~65kg未満 | 400mL~500mL |
65kg~70kg未満 | 400mL~550mL |
70kg以上 | 400mL~600mL |
体重によっても可能な量が異なります。
以下の事項に該当する方には、原則として献血をご遠慮いただいています。詳しくはそれぞれの項目をご覧ください。
献血したくてもできない人もいます。
少しでも献血に関して興味を持たれた方はぜひ献血ルームに行ってみてください。一人一人の行動が世の中のためにたつと考えると献血をするだけでもとても大きな社会貢献ではないかと思います。もし献血をできない人であれば、採血以外でのボランティアもあるようなのでそちらもご検討ください。
献血量が減っているという情報もあったので是非献血をしてもらえると社会貢献になってよいのではないかと思います。